九州といえば「焼酎」と思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、おいしい日本酒とおいしい九州の料理が食べられるお店もたくさんあります。
今回ご紹介するのは福岡の天神・大名にある日本酒と鮮魚がおすすめの居酒屋さん「ぎんりん」。
軒先に「杉玉」がかかっているこのお店は、九州をはじめとする日本各地の日本酒を堪能しながら、水産卸直営のおいしい魚と名物の”あて巻き”をぜひ食べていただきたい居酒屋さんです。
“あて巻き”とはどんな料理なのか、どういったお店なのかご紹介していきます。
もくじ
日本酒と鮮魚が名物の居酒屋「ぎんりん」の店舗情報

店舗情報 | |
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住所 | |
福岡県福岡市中央区大名2-1-30 1F |
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アクセス | 各線天神駅から徒歩15分、地下鉄空港線赤坂駅から徒歩5分 |
営業時間 | 16:00~24:00(定休日:なし) |
価格帯 | 3,000~3,999円/人 |
ぎんりんの名物”あて巻き”とは「肴と巻き寿司が融合したおいしい食べ物」

ぎんりん一番の名物料理は「あて巻き」ですが、”あて巻き”と言われて何を思い浮かべますか?
あて巻きとはその名の通りお酒のあて(肴)になるように作った中身が肴の巻き寿司のことです。
あて巻きは全部で13種類あります。
- 本マグロとはりはり漬け
- アジのなめろう
- みそ漬けチーズとサーモン
- シメサバと梅しそ
- 辛めの塩辛と納豆
- 涙
- 山芋とカラスミ
- ズワイガニとトマトソース
- 納豆とシラス
- マグロの酒盗
- アオリイカとウニ
- 唐津産牡蠣
- 生ハムとバジル
各380円
値段も380円と安く、細巻きを6つに切って提供してくれるのでちょうど一口でつまみとして食べやすい大きさになっています。
どれもおいしいですが、日本酒と合わせるなら「マグロの酒盗」や「アジのなめろう」あたりがおすすめです。
「味噌漬けチーズとサーモン」はあまり見たことがない味噌漬けチーズがとてもおいしいです。
日本各地の日本酒がずらり!九州の日本酒をおいしい魚と一緒に堪能しよう

ぎんりんには各地の日本酒も豊富に取り揃えられています。
メニューは「薫酒」「爽酒」「醇酒」「熟酒」の4種類で分けられています。

唎酒師らしくそれぞれの特徴を簡単に説明しましょう。
- 薫酒:華やかでフルーティーな香りが特徴。味わいは甘く感じるものも多く、日本酒単体を味わうのがおすすめなので、食前酒やどちらかというと味の濃くないものと合わせるのがおすすめ。飲みやすいものが多いので初めての方でも飲みやすいタイプ。冷酒がおすすめ。
- 爽酒:スッキリとしていて香りは少なめのものが多く、後味がスッと消えていくキレが特徴。料理の邪魔をしないのでどんな料理でも合わせられるが刺身など少しあっさりした料理と楽しむのがおすすめ。癖がなく初めての方でも飲みやすいという方も多いタイプ。冷酒がおすすめ。
- 醇酒:どっしりとしていて「ザ・日本酒」と言えるしっかりとしたお米の甘みや味わいの深さを感じられるのが特徴。濃い味の料理と合わせるのがおすすめなタイプ。熱燗にすると香りと甘みがより広がっておいしいものもたくさんある。
- 熟酒:重厚な味わいと複雑な香りが特徴。熟成させているので他の日本酒とはまた違った味わい。かなり濃厚な味わいなので合わせる料理も濃厚なものがおすすめ。食中酒だけではなく食後酒として嗜まれることも多い。
日本酒を選ぶときは上記のタイプを知っていると他のお店でも自分の好みの日本酒に出会える確率がグッと上がりますのでぜひ参考にしてくださいね!
なかなかこういったタイプ別で紹介してくれるお店は少ないのでとても選びやすいと思います。
訪れた日は大分県の「ちえびじん」「裏ちえびじん」や広島県の「神雷(しんらい)」という日本酒をいただきました。
九州にもたくさんのおいしい日本酒を作っている酒蔵がありますが、こちらにも福岡や大分の日本酒が多数取り揃えられているので、ぜひ九州の地酒も楽しみつつ全国の日本酒と飲み比べてみてください。
席はカウンターがメイン!4〜6人掛けのテーブルは少ないので早めの予約が必要

ぎんりんの席はカウンター席がメインです。
中央に厨房があり、そこを囲むようにしてカウンター席が並んでいます。
カウンター席で横並びでもゆったりと座って話ができるので、2,3人でいく方におすすめです。
もしグループでいく場合はテーブル席もありますが、数が限られているので出来るだけ早めにテーブル席を予約しておくことをおすすめします。

今回詳しくご紹介していないですが、他にもたくさんの魚介を中心としたメニューやおでんなどたくさんのおいしい料理があります。
ぜひ九州のおいしいご飯と日本酒を堪能したい方は行ってみて下さい!
